いきなり断食スタート→終~了!…ちょっ待てよ!ファスティングの正しいやり方
ファスティングは、健康的にデトックスをしたい方や、すぐに痩せたい方に人気の健康法です。
ただ「断食」をして痩せるというよりも、健康を目指すという意味合いが強く、目的がダイエットではないファスティング実践者も数多く存在します。
そんなファスティング、食事を絶つ健康法とは一体どのようなやり方で取り組むのが適切なのでしょうか?
ファスティングについての説明を踏まえ、正しいファスティングのやり方をご紹介していきます。
- ファスティングとは?
- ファスティングするとどうなる?
- いきなり断食→終了!ではない
- ファスティングを避けた方がいい人
- ファスティングの効果・メリット
- ファスティングのやり方
- 酵素ドリンクとの相性がいい
- 日常生活でのファスティング方法も
ファスティングとは?
つまり、断食のこと
ファスティングとは英語の“fast”(=断食、絶食、精進する)の名詞形です。
このファスティング、海外でも人気の健康法で、フランスでは「メスを使わない手術」と言われ、ドイツでは「ファスティングをしても治らない病気は、何をしたって治らない」と言われるほど信頼を置かれています。
ちなみに、英語には”breakfast”という言葉がありますが、これはファスティングを破る(=break)というのが語源だそうです。
ファスティングするとどうなる?
現代人の日常生活は様々な原因により、有害物質が体の中に蓄積しやすい環境下にあります。
これは内蔵の弱りによって発生してしまうのですが、断食をすることで内蔵を休めることができるため、本来の元気を取り戻しやすくなります。
また、もともと蓄積されていた有害物質に関してもデトックスされていくので、身体にも良いです。
いきなり断食→終了!ではない
ファスティングにありがちな誤解は、修行僧のように食を絶つというものではないでしょうか?
また、酵素などに置き換えるダイエットとも異なります。
ファスティングはきちんと準備、本番、回復という順序をたどる必要があり、ただ食事を抜くといった意味合いではないのです。
本番では固形物は口にしませんが、準備期間、回復期間には、内臓に負担にならない程度にしっかりとご飯を食べます。
意外と知られていないこの手順の部分、後ほど詳しくご紹介していきます。
ファスティングを避けた方がいい人
食を絶つファスティングには、ある程度のエネルギーが必要になってきます。
そのため、下記のような方はファスティングは避けた方がいいでしょう。
- 16歳以下、60歳以上
- 妊婦、生理中の女性
- 体調が優れない人
16歳以下の子供は発育時であるため、成長に必要な栄養を摂取出来ないのは発育を妨げる可能性があります。
60歳以上の方は体力が減少しており、ファスティングをするのにはエネルギー面で不安が残ります。
また、妊婦さん、生理中の方、体調が優れない方も万が一のために、やめておいた方がいいです。
薬を服用している方や、かかりつけの病院に通っている方は医師に相談してみましょう。
ファスティングの効果・メリット
理想の体重・体型を保つ
断食をすると細胞が燃焼して代謝が活発になり、ダイエット効果や体型キープをすることが期待できます。
ファスティングをし胃腸が休まると、消化に使われていたエネルギーが細胞の再生・修復に使われるようになって代謝が上がるのです。
免疫力を高める
ファスティングのデトックス効果により、化学物質や重金属が解毒されて、消化が整えられます。
不要なものを排出するという意味で、ファスティングはアレルギーの人にも効果的です。
胃腸が休まる
普段の食生活では、1日3食を食べる方が多く、その上に間食を行っていれば胃腸の疲労は溜まっている可能性が高いです。
ファスティングをすることにより食べ物の摂取量が減れば、胃腸は休むことができます。
ファスティングのやり方
ファスティングの手順
ファスティングのやり方については、色々な情報があるのですが、ここではごく一般的なものをご紹介しますので、ご参考になさってください。
前日1日程度、体を慣らす期間のことを指します。
暴飲暴食せずに果物や野菜、玄米、発酵食品などを中心にした食品を摂取しましょう。
腸を綺麗にして、明日からのファスティングに体を慣らします。
3-6日程度、断食をします。固形物は一切取らず、酵素ドリンクと水のみで過ごします。
ここで推奨するのは、6日間。
5日程度、回復食で過ごします。できるだけ消化のよいものを食べるように心がけましょう。
腸内環境がリセットされた状態ですので、食べ過ぎ、高カロリー/高脂肪な食事は摂らないでください。
リバウンドの可能性が高いです。
また、お腹は空っぽの状態なのでいきなりお腹いっぱい食べるということもせず、まずは腹6分目程度から始めましょう。
ファスティング前後の注意
ファスティングの前後は、実践期間の効果をあげるためにも食事には気を付ける必要があります。
下記の食物の摂取は控えましょう。
お肉、卵、魚、乳製品など
揚げ物、マヨネーズ、厚揚げ、ナッツ類、スナック菓子、バターなど
コーヒー、紅茶、緑茶など
熱帯産の果物由来のジュースも控えてください
パン、クッキー、マフィン、クラッカー、など
白砂糖
アルコール
また、食品ではありませんがタバコも身体に負担がかかるため控えましょう。
酵素ドリンクとの相性がいい
先述した通り、ファスティング中には固形物が食べられません。
酵素ドリンク、あるいはお水しか摂取することが出来ないので、ファスティングに使う酵素ドリンクにはこだわってもいいかもしれません。
ファスティングの効果をより上げる酵素ドリンクの選び方は下記になります。
無添加
砂糖不使用
糖分率の低いもの
加水率の低いもの
品質は値段に比例することが多く、安い酵素ドリンクは砂糖が多く含まれていたり、酵素がかなり薄まっていたりとファスティングにとっていい商品とは言えないものも多く出回っています。
出来るだけ無添加、砂糖(特に白砂糖)の使用されていない品質の高いものを選びましょう。
日常生活でのファスティング方法も
上記でご紹介したファスティングは短期集中の方法ですが、日常で気軽にファスティングを取り入れる手段もあります。
それは、「寝る4時間前から何も食べず、睡眠時間を含め12時間は食べ物を摂取しない」という方法。
これを毎日行うことで、手軽に健康を目指すこともできます。
ただ、ダイエットをしたい方や即効性を気にされる方は短期集中がおすすめ。
著名人やアスリートに人気なのも、短期集中の方法です。
8時間ダイエット😍
— ガールズイシュー (@girls_issue) 2017年3月22日
好きなだけ食べても4キロ減⁉️
残り16時間でエネルギーの使い方が変わる✨#ダイエット pic.twitter.com/JwrVCeFO2s
まとめ
食事をまったく摂取できなくなってしまうことから、なかなかハードルが高く感じられてしまう、ファスティング。
しかも、準備期間に回復期間もあるので、仕事などで忙しくエネルギーを使う方にとってはかなりチャレンジングなことではないでしょうか?
もし、試してみたいけどちょっと怖いという方は、実践期間を休日に1日のみでお試ししてみてはいかがでしょうか。
意外と平気かもしれませんし、いざ元気がなくなってしまったとしても休日なら心配ありません。
回復期にすぐ切り替えて身体を整えてあげることも出来ますので、無理をし過ぎないでくださいね。
ちょっと試してみたい方も、がっつりデトックス・減量したい方にも、それぞれのやり方や期間で気軽に挑戦できるのがファスティングの魅力です。
焦らずに、できることから始めてみてくださいね。